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一般的なマスクと違い、産業用防じんマスクは「防じんマスクの国家検定規格」(平成12年労働省告示第88号)規格に基づき製造されています。粉じんの捕集効率を試験するための粒子の大きさ(粒径)は、0.06~0.25µmと定められています。これは、一般的な花粉の大きさの10~30µmと比較して、非常に小さな粒子となっております。このような厳しい規格を満足したマスクのみが「検定合格標章」を貼付して、販売することを許されているのです。
粒子捕集効率試験は試験粒子の種類に応じ、粒子捕集効率試験の条件を、80%以上、95%以上及び99.9%以上の3つに区分しています。作業の態様、有害物の態様等に応じて選択・使用できるよう、その性能による区分を設けているのです。マスクをご選択なさる場合は、お客様の作業の態様、取り扱う有害物の種類に応じて最適な製品をご提案いたします。
また、マスクは息苦しくて辛いという経験をされた方も多いともいますが、電動ファンを使用したマスクでは呼吸の息苦しさが改善され、作業性や作業効率が向上しております。一般的なマスクでは浮遊物等の異物によるフィルターの目詰まりや呼気に含まれる水分等が吸気抵抗となり、呼吸がしにくくなる為に息苦しさなどの不快感が発生します。電動ファンによる吸気のアシストがこれらの問題を低減することにより、使用者のストレスが改善されます。
厚生労働省「墜落制止用器具の規格」が2019年2月に制定され、「安全帯」の名称が「墜落制止用器具」に改められました。「墜落制止用器具」はフルハーネス型と胴ベルト型が認められます。墜落制止器具は「フルハーネス型」が原則となりますが、高さが6.75m以下は「胴ベルト型」を使用できます。
さらに「高さが2m以上の箇所であって作業床を設けることが困難なところにおいて、墜落制止用器具のうちフルハーネス型のものを用いて行う作業にかかる業務(ロープ高所作業に係る業務を除く)」(労働安全衛生法第59条)で作業を行う場合、安全衛生特別教育が必須となります。現行の安全帯は2022年1月2日より使用禁止となり、早期の対応が求められる現場が増え、「現行の安全帯では入場が出来ない」という声もお聞きしております。早めの対応をお勧めいたします。
人が作業をするとき、欠かせない動作の一つが手の動きです。そのため、 職業性負傷の中でも手指のケガが最も多いと言われています。作業環境の改善の進む今日においても、各種の手袋は手の安全を確保するために必要不可欠な保護具になってきています。 手指や手首上部の油等による汚れ防止はもちろん、溶剤や薬品に対する手 の保護や切創、滑り、火傷防止等に対応したそれぞれの保護手袋があります。 用途や作業内容に合わせて、適切な手袋をご使用ください。
作業をする上での手の主な動きは、持つ、掴む、摘まむ、握る、触る等と非常に多種多様です。周 辺には、水、油、ホコリ、溶剤、熱等の他、鋭利な物体の散乱等、いろいろな作業環境を伴います。 このような状況の中で、手の保護は必須条件です。様々な作業シーンにおいては、作業性も確保しな がら手をどのように守っていくかを常に意識し、それぞれの保護手袋の付加的機能にも留意しながら 作業内容に合わせて使用することが重要です。